CVP分析(損益分岐点分析)を知っていますか

最近は育休という名の在宅勤務をさせていただいたり、日頃お世話になっている関係者様と飲みにいったり、忙しくなってしまった時期に残ってしまっていた業務の対応をしていました。

夏場は法人顧問の業務は比較的落ち着きますが相続対応したりその他の業務で追われています。
先日は友人が取締役をしている会社に新設法人、freee、クラウド等の説明に行ってきました。

その中でCVP分析という単語が出てきました。
現在の税理士事務所の担当者の方にクラウド導入して管理会計等をもっとやっていきたいと言っても、・・・の状態だったようで。
管理会計は税理士の誰もが知っているものではないしCVP分析と言っても存在自体知らない可能性があることを伝えてきました。税金より会計の分野なのでそれはそれでしょうがないのですが。

会計士試験では避けては通れない分野なので私はその時にガッツリ勉強させていただきました。どうすれば利益が出るのかといった分析は結構楽しい分野ですしね。

詳細な説明を排除しシンプルに説明します。

CVP分析とは

お客様に聞かれることに黒字にするなら売上高の目標をどこに置けばいいのかというのがあります。
サクッと聞かれることも多いのですが簡単そうで難しいです。
売上が上がっても、それ以上に材料費や人件費などのコストがかかっていたら結局いつまでたっても黒字にはなりません。
そこで、「いくらで売ったら黒字なのか?」に答えるための管理会計の基本的な考え方として、「損益分岐点分析(CVP分析)」というのがあります。

損益分岐点売上高を算出する

損益分岐点売上高とは、利益が出るか損失が出るかの分岐点、利益がちょうどゼロになる売上高のことをいいます。
その考え方を使うことで黒字にするには売上高がいくらになればいいのかも求めることができます。

損益分岐点の式は上記です。

(例)

①損益分岐点売上高

下記の状況の場合の損益分岐点売上高は上記の式からすると500となります。
500-100(変動費)-400(固定費)=0
となるため利益がゼロとなります。下記例は損益分岐点売上高を上回っているので当然利益がでます。

固定費:400
変動費:200
売上高:1,000
利益:400

②同じ状況で1,000の利益を出したければ固定費に利益の1,000を加えて算出することで目標とする売上高を1,750と算出できます。

(1000+400)/0.8=1,750

1750-350(変動費)-400(固定費)=1,000(利益)

以上のように損益分岐点を算出する考え方で目標とする売上高を算出することができます。

下記の図ではそれが固定費と変動費の関係が分かるかと思います。
固定費は一定で販売数量に比例して変動費は増えていきます。
それに売上高の合計が追い付いた時点の売上高が損益分岐点売上高となります。

ではどうするか

まずは変動費と固定費に分けてみましょう。
損益分岐点売上高が小さいほど、少ない売上高で利益がでることになります。
固定費を減らしたり変動費率を下げることで損益分岐点売上高は小さくなっていきますので余計な固定費がないか、変動費率を下げられるように効率化できることがないか等々考えてみてください。

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村 ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
税務でお困りの方へ
節税や手続きが不安な方は税理士にご相談ください。 税務相談の詳細はこちら
社会福祉法人でお困りの方へ
公認会計士に業務を依頼したい方、社会福祉法人でお困りの方はご相談ください。 公認会計士、社会福祉法人メニューの詳細はこちら

ABOUTこの記事をかいた人

港区の新橋税理士法人の代表社員をしています。 公認会計士・税理士 2014年9月に税理士法人を設立し代表社員に就任しました。 新設法人から創業100年を超える老舗企業まで税務顧問をしています。 http://shinbashitax.tokyo/